ayaneo

小型ポータブルゲーミングPC「AYANEO AIR 1S」は買いなのか?

近年、ポータブルゲーミングPC市場は急速に発展している。その中で注目を集める製品が「AYANEO AIR 1S」だ。コンパクトな筐体に高性能なスペックを詰め込み、持ち運び可能なゲーミング体験を提供するこのデバイスは、本当に「買い」と言えるのか、性能や使い勝手を徹底的に検証する。


AYANEO AIR 1Sの主な特徴

AYANEO AIR 1Sのスペックは次の通りだ。

  • プロセッサ: AMD Ryzen 7 7840U
  • メモリ: 最大32GB
  • ストレージ: 最大2TB SSD
  • ディスプレイ: 5.5インチAMOLED(有機EL)
  • 重量: 約450g

この製品は「軽量で小型ながら、性能を妥協しない」というコンセプトで設計されている。特にディスプレイには有機ELを採用しており、鮮やかな発色と優れたコントラストを実現している。


性能は十分か?

AMD Ryzen 7 7840Uは、モバイル向けのプロセッサとして非常に高い性能を持つ。特にゲーミング用途では、最新のAAAタイトル(グラフィックが高品質な大作ゲーム)を中~高設定で快適にプレイできることを確認した。例えば「Elden Ring」では、フレームレートが安定しており、ストレスを感じることはなかった。

また、32GBのメモリと高速SSDの組み合わせにより、ゲームだけでなく動画編集やプログラミングなどの用途にも十分対応可能である。汎用性の高いデバイスと言える。


携帯性とデザインの評価

450gという軽さはポータブルゲーミングPCとしては抜群で、手軽に持ち運べる。一般的なタブレットと同じ感覚で使用できるため、通勤や外出先でも気軽にゲームを楽しむことができる。

また、デザインも非常に洗練されており、カラーバリエーションも豊富だ。これにより、自分のスタイルに合ったモデルを選べる点は魅力的である。


バッテリー性能の課題

高性能ゆえに、バッテリー持続時間はやや短い。高負荷のゲームをプレイすると約2時間でバッテリーが切れることもある。軽作業では4~5時間程度の持続時間が期待できるが、長時間の外出にはモバイルバッテリーが必須となる。これは他のポータブルゲーミングPCと比較しても大きな弱点と言える。


価格に見合う価値はあるか?

価格はエントリーモデルで約15万円、ハイエンドモデルでは20万円を超える。この価格帯は、ポータブルゲーミングPC市場では標準的だが、同価格帯の据え置き型ゲーミングPCや家庭用ゲーム機と比較するとコストパフォーマンスはやや劣る。ポータブル性をどれだけ重視するかが、購入の判断基準になるだろう。


結論: AYANEO AIR 1Sは買いか?

AYANEO AIR 1Sは、以下の条件を満たす人にとって最適な選択肢である。

  1. 外出先で本格的なゲーミング体験を求める人
  2. 小型でスタイリッシュなガジェットが好きな人
  3. ゲーム以外の作業も行いたい人

一方で、長時間プレイを想定する場合や、コストパフォーマンスを最優先する場合は他の選択肢も検討すべきだ。

総合的に見て、AYANEO AIR 1Sは「持ち運べるゲーミングPC」として十分な魅力を持つ製品であり、ポータブル性を重視するゲーマーにとっては「買い」と言えるだろう。

レビュー,未分類

Posted by AKIRA