人生の時間は4000週間。やりたい事をお金と絡めると何も行動できなくなる-無意識の変化-
人生は短い
人生は長いようで、短い。幼い頃は、人生が永遠に続くように思っていた。筆者は幼いころ、将来本当に大人になるのか?なれるのか?といった漠然とした疑問を抱いていた。
しかし、気がつけば、あっという間に人生の時間が過ぎて大人になってしまっている。子供の頃に思い描いていた、漠然ではあるが将来やりたいリストのうち、はたして自分はどれだけ実現出来たのだろう。
一旦、大人になってしまうと、過ぎ去ってしまった「人生の時間」と言うものが恐ろしく早いスピードで過ぎていたということに焦りを覚えてしまう。
特にコロナ禍から時間の経つスピードが体感的に早かった。
一般的に人生80年と言われるが、これを週に直すと人生は4000週間しかない。しかも、これからの人生で本当に「自由な時間」だけを抽出するとなると時間は限りなく少ない。
「えっ、たったの4000週間で人生終了?早っ」っと思った方も多いはず。
金曜日の幸福感も、月曜日の絶望感も、たったの4000回しか味わえないのだ。
1週間と言う単位で人生を捉えると、人生80年と年でカウントするよりも現実的に感じるから不思議だ。
1週間というのは時間の単位はとても日常的である。月曜日に仕事が始まり、そして週末になれば気持ち的に楽になり、日曜日になればまた翌日から仕事が始まるということで憂鬱になる、、。
そんな1週間だが、これをたったの4000回繰り返せば、私たちの人生は静かに幕を閉じる。1週間が4000回というと人生が非常に物足りなく感じる。これからの人生を真剣に考えると、この1週間をなんとか、来週からの1週間を充実した大切な時間にしなければならないと思わないだろうか?
人生の時間はとても短い。そして振り返ってみれば「あれしておけばよかったよかったな」と後悔することが多い。
なぜ時間が経つのが早く感じるのか?
では、なぜ我々はいつも時間が足りないのだろうか。なぜ時間が経つのが早く感じるのか?
その1つの理由とは、我々は人生の殆どの時間を「労働という形でお金を得るために自由な時間を切り売りしている」からに他ならない。
多くの人は労働という名の仕事をしている。他の誰かのために自分の時間を使ってお金を得ている。
つまり、「あなたの人生の時間を他の誰かのために使っている」と言える。そう考えると、なぜいつも時間が無いのか?なぜ時間が早く過ぎるのか?が理解出来るはず。
あなたの人生で自由につかえる時間は一体どれくらいあるのだろうか?あなたが人生において本当にやりたい事は何だろうか?じっくりと考えてみたほうが良い。
いつの間にか、お金に囚われ過ぎてしまって、自分が本当にやりたかったことを後回し、あるいは諦めていないだろうか?
よく、「お金があればやりたい」という人がいる。では「そのお金」を一体どこから、どうやって調達するつもりなのか?
もし、あなたがお金持ち(資本家)であれば、すぐにでもやりたいことに取り掛かれるだろう。なぜならあなたには生活のために労働で自分の時間を他人のために使う必要が無いからだ。
やりたい事 =(自由な時間)
ところが、もしあなたにお金を生み出す資本が無い場合、労働でお金を稼ぐ必要がある。その場合、目の前の仕事を何時間こなせば、大体これぐらいのお金が稼げるだろうと考えるはずだ。
この時、あなたは自分が本当にやりたい事を、お金(労働賃金)の延長で思考し、それらを天秤にかけているのだ。
やりたい事 =(自由な時間 – 労働時間)
その天秤にかけたのが労働によって得たお金だった場合、本当にやりたいことも諦めてしまう可能性がある事を理解しておくべきだ。
なぜなら、本当にやりたいことをするためには、やりたくない労働が関わってくるからだ。
「やりたいけど、お金かかるのか、、」といってモチベーションが下がる。そして次第にやりたかった時の初心も忘れてしまう。
一つ例え話をする。あなたがゴッホに憧れていて、絵描きになりたかったとしよう。
子供の頃は、おそらくあなたは絵描きになるために、お金がいくらかかるか考えずにひたすら絵を描き、楽しんでいるだろう。
金銭的な事は考えず、ゴッホのような絵を描いて、自分の絵が世の中で認められたり、世間から評価されたいという純粋な気持ちで絵描きになりたいと思ったとしよう。
しかし、時は立ってあなたはいつの間にか絵描きになるには、美術学校に行かなければなれないと考えるかもしれない。
美術学校に行くためには、お金が絡んでくる。親がお金を出してくれるかも知れない。
でも学生でありながら、自分の親が汗水たらして稼いだお金を出してくれていることに対して、何か後ろめたさというか、自分の身代わりとなって、親が時間をお金に変えているという行為に対して、お金というものは時間がかかるものだと認識を考えるようになる。
そして、あなたはやりたかったことにお金がかかってしまうんだと認識が変化してしまう。
この時点であなたはひょっとすれば、やりたかったことが純粋にできなくなっているのではないだろうか?
「早く、学校を卒業して、お金を稼げるようにならないと」と思考が変化していないだろうか?
元々あなたは、純粋に絵を描く事を楽しんでいたかっただけなのにもかかわらず。
あなたの中で何かが変化していくのは確かだと思う。
学校を卒業して、お金を稼ぎ始めると、あなたはを描くための時間をどれだけ確保できるのだろうか?
つまり、あなたが本当にやりたかったことは、お金とは別の次元で考える必要があるのです。
良い絵描きになりたいのであれば、一番必要なのはお金ではなく、時間なのだ。そしてタイムリミットは4000週間しか無いのである。
どうすれば時間を有効に使えるのか
では、具体的にどうすれば、これからの残りの人生において、自由な時間を有効に使うことができるのか?
まず、一つに、今日できることはすべて今日中に始めるということである。後回しにしないことである。「善は急げ」「思い立ったが吉日」「鉄は熱いうちに打て」を日々の生活において実践すべきである。
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