理想的な社会のビジョンを誰も知らない-空気が支配する関係の崩壊と分断-
理想を知らなければ、理想を語れない。それはラーメンを食べた事がない人がラーメンを語ることができないのと全く同じことである。
そもそも、良い社会も悪い社会も実際に経験してみないことには想像しづらいだろう。
最近の ...
縦社会に住んでいるということ実感しているか -日本社会が持つ見えない上下階級意識-
日本は歴史を見ても分かるように、縦社会である。縄文時代では縦社会ではなかったものの、中国から稲作が伝来して以来、つまり弥生時代が始まってから、農民と大地主が誕生し、大きく上下社会が形成されてきたのだ。
現在 ...
少子化の背景には誰もが議論する要素のほかに、あまり注目されない要因も存在する。
現在における日本の教育システムは、労働者を量産することに焦点を当てている…というのはご存知の通り。
私がこれに気がついたのは、ロンドンに旅行をしていた時である。海外の若者と知り合う機会があり、彼らが大学生の時点でかなり高い ...
外国人労働者の受け入れによる労働需要と供給の変化 -賃金が上がらない理由-
日本政府は、日本人が嫌がる仕事の人手不足を解消するために外国人労働者を受け入れている。
その結果、都内では外国人が増え、多くの場所が外国人で溢れかえった。
外国人労働者が増加した理由は、日本人が低賃金の嫌な仕事 ...
日本人は本来おとなしい民族ではない。激しい気候が性格に及ぼす影響
日本の天候が穏やかではないことは周知の事実。
年間を通して気温変化が少ない東南アジア諸国や過ごしやすいカリフォルニア、地震の少ないヨーロッパなどと比較すると、日本は気候や自然災害が多く、息をつく暇がない。
そし ...
大麻について -マリファナ合法化が進む欧米諸国と日本の温度差-
なぜ日本では大麻が違法なのか?アメリカやヨーロッパなど、海外では大麻の合法化が進んでいるが、日本では未だに違法とされている。
欧米国での大麻とは海外に行ったことのない人は分からないかも知れな ...
チップを払わない日本人・チップを払う外国人 -フードデリバリー-
フードデリバリー大手(UB)サービスでは、お客さんが配達員に対してチップを支払う機能がある。だがほとんどの日本人のお客さんからはチップを貰うことはない。
しかし、外国人のお客さんからは、かなり高い確率でチップを貰うことが多 ...
コロナの裏で激しく進行した格差の現状 -労働者と資本家の違い-
コロナパンデミックから終息まで、時の経過があっという間に感じられるほど、日常は大きく変化した。コロナ禍の中で、自分と向き合う時間が増えた一方で、他者との接触や社会的な関わりが制限され、その結果、格差が広がった。
年収の違い ...
利己的と利他的な行動の違いと、大都市におけるその影響とは
利己的であることは、自己の利益を優先し、行動することを意味する。つまり個人主義的である。
一方、利他的であることは、他者に利益やメリットをもたらす行動をとることを意味する。これは全体主義や社会主義的である。日常の中で利他的 ...