縦社会に住んでいるということ実感しているか -日本社会が持つ見えない上下階級意識-
日本社会は縦社会
日本は歴史を見ても分かるように、縦社会である。縄文時代では縦社会ではなかったものの、中国から稲作が伝来して以来、つまり弥生時代が始まってから、農民と大地主が誕生し、大きく上下社会が形成されてきたのだ。
現在の生きづらさは、教育やマスメディア、エンターテイメントで描かれる個人主義的な生活描写に対して、実際の社会が全く異なるという相違に対する苛立ちや不信感が起因しているように思う。
縦社会を形容する日本語
日本語には上下を表す言葉が多く存在する。「上司、目上、目下、上手、下手、上座、下座、部下、上級生、下級生、年上、年下、天下り、下請け」あげれば無数に出てくる。ご覧の通り、日本は縦社会なのだ。
縦社会がもたらす意識
こういった上下の概念にこだわることから、タワーマンションを舞台としたタワマン文学が生まれたのではないだろうか?(タワマン文学とは、高層マンションを舞台にした小説や物語のことを指す)これは、現代の都市生活における階級意識がテーマとなっている。
しかし、上や下、勝ち負け、優劣といった考え方を持つと、これからの社会を生きていくことが益々辛くなるだろう。なぜか?それはすでにあなたが思っている以上に格差が広がっているからだ。
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